NTTドコモ、スマホ向けに5G SAの提供を開始
- 2022年08月24日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは2022年8月24日に個人顧客およびスマートフォン向けに5G SAを商用化した。
5G SAは第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定された無線方式であるNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成のひとつであるスタンドアローン(SA)構成のOption 2に準拠した5Gサービスである。
NTT DOCOMOは2022年3月25日に5Gサービスを商用化したが、当初よりRAN構成はノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xで運用してきた。
NSA構成のOption 3xでは第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作し、アンカーバンドとして機能するLTE方式に常時接続が必要で、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)技術を適用してLTE方式とNR方式で同時通信を行う。
一方、SA構成のOption 2ではNR方式が単独で動作する。
コアネットワークも変更しており、NSA構成のOption 3xでは4G向けのEPCを使用するが、SA構成のOption 2では5G向けの5GCを使用することになる。
NTT DOCOMOは2021年12月13日に5G SAを商用化し、当初は法人顧客を対象としてデータ通信端末と合わせて提供してきたが、2022年8月24日より個人顧客およびスマートフォン向けにも提供を開始することになった。
5G SAはオプションとして提供し、5Gギガホ プレミア、5Gギガライト、5Gデータプラス、ahamoなどのNTT DOCOMOの5Gサービスに対応した指定の料金プランの契約者が5G SAを契約できる。
5G SAのオプションは月額使用料が550円(税込)となる。
ただ、5G SAの月額使用料が無料となる無料キャンペーンを展開しており、5G SAを申し込むと適用される。
無料キャンペーンの終了日は決定しておらず、終了の1か月前までに終了日を案内する予定である。
2022年8月24日よりドコモオンライン手続き、151、ドコモショップおよびd gardenで5G SAの申し込みを受け付けている。
5G SAの利用には対応したSIMと端末を用意する必要があり、Ver6.以降のSIMで5G SAに対応する。
2022年8月24日時点ではSHARP製のAQUOS R7 SH-52Cで5G SAを利用できる。
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy S22 SC-51CおよびGalaxy S22 Ultra SC-52Cは2022年8月末以降、Sony製のXperia 1 IV SO-51Cは2022年9月以降にソフトウェアのアップデートを実施して5G SAに対応する予定である。
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