NTTドコモのGalaxy S22シリーズ2機種が3.5GHz帯の5Gに対応
- 2022年08月31日
- docomo-SAMSUNG
NTT DOCOMOが発売した韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy S22 SC-51C」および「Galaxy S22 Ultra SC-52C」は3.5GHz帯の5Gに対応したことが分かった。
NTT DOCOMOの公式ウェブサイトでは詳細な仕様を掲載しており、いずれも5G NSAの項目でn78(3.5GHz)は対応と表示している。
2022年4月21日の発売時点では2022年6月以降にソフトウェアのアップデートを実施して対応する予定と案内していた。
2022年8月30日に表示を変更した模様で、主な更新内容には記載されていないが、2022年8月30日に提供を開始したソフトウェアのアップデートで対応したと思われる。
なお、2022年8月30日に提供を開始したソフトウェアのアップデートでは5G SAに対応しており、5Gの新機能を追加した。
NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gを提供しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成を5G NSA、スタンドアローン(SA)構成を5G SAとして展開している。
3.5GHz帯は第4世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当を受けた3480~3520MHzの40MHz幅である。
当初は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用してきたが、一部の地域からNR方式に順次転用することになった。
4G向け周波数を使用した5Gとなる。
NR BandはFR1のn78として運用しており、5G NSAで利用できる。
LTE方式は1搬送波あたりの帯域幅が最大20MHz幅となることから、3.5GHz帯では20MHz幅の2搬送波を運用しているが、NR方式のFR1は1搬送波あたりの帯域幅が最大100MHz幅となるため、3.5GHz帯では40MHz幅の1搬送波で運用する。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページを参照すると、2022年8月30日までに反映された情報としてNTT DOCOMOが申請した3.5GHz帯の5Gは53局の無線局免許が付与されている。
自治体別では北海道札幌市中央区が8局、千葉県山武市、東京都中央区、新宿区、中野区、神奈川県横浜市西区、横浜市中区、横須賀市が1局ずつ、福岡県北九州市小倉北区が4局、北九州市八幡東区が2局、長崎県長崎市が7局、佐世保市が5局、熊本県熊本市中央区が11局、大分県大分市が5局、宮崎県宮崎市が4局である。
これまでに、NTT DOCOMOが発売した一部のスマートフォンが3.5GHz帯の5Gに対応している。
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