楽天モバイルが5G NSA海外ローミングを提供開始、まずは香港の和記電話が対象

Rakuten Mobile (楽天モバイル)は5G NSA海外ローミングの提供を開始したと発表した。

2022年9月9日付けのプレスリリースで案内しているが、2022年8月10日より5G NSA海外ローミングの提供を開始したという。

5G NSA海外ローミングはRakuten Mobileが保有する第4世代移動通信システム(4G)向けコアネットワークのEPCに海外の移動体通信事業者(MNO)が運用する第5世代移動通信システム(5G)の基地局を連携させて提供する国際ローミングサービスである。

Rakuten Mobileが提供するRakuten UN-LIMIT VIIの契約者は追加料金なしで5G NSA海外ローミングでデータ通信を利用できる。

データ通信容量は毎月2GBまで料金プランに含まれている。

2GBを超過後は海外で利用時に当月末まで通信速度が最大128kbpsに制限される。

データ通信容量の追加を希望する場合は海外ローミング用のデータチャージで追加が可能で、海外ローミング用のデータチャージは課税対象外となっている。

5G NSA海外ローミングを利用するためには対応機種が必要となるが、プレスリリースでは対応機種は案内していない。

まずは香港特別行政区で5G NSA海外ローミングの提供を開始しており、対象の国および地域は順次拡大するという。

香港特別行政区における対象の移動体通信事業者は3 Hong Kong (3香港)として携帯通信事業を行うHutchison Telephone (和記電話)である。

香港特別行政区で5G NSA海外ローミングを利用できるエリアおよび周波数はHutchison Telephoneが提供する5Gのエリアおよび周波数に準ずる。

Hutchison Telephoneは5Gの無線方式としてNR方式を導入した。

周波数は700MHz帯、2.1GHz帯、3.5GHz帯を使用している。

NR Bandは700MHz帯がFR1がn28、2.1GHz帯がFR1のn1、3.5GHz帯がFR1のn78である。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成となるため、NR BandのほかにHutchison Telephoneが運用するE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)の組み合わせに端末側が対応することが前提となる。

Rakuten Mobileの海外ローミングに関する詳細はRakuten Mobileの公式ウェブサイトで確認できる。

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