マカオの2022年Q3の携帯電話加入件数が判明、2021年11月以来の増加に
- 2022年10月29日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における電気通信分野の統計資料を更新した。
電気通信分野の統計資料の更新に伴い2022年9月末時点の情報を公開しており、事実上の2022年9月30日に終了した3か月間となる2022年第3四半期末時点の情報となる。
携帯電話サービスの加入件数は1,197,261件である。
前月比では2021年12月から2022年8月まで9か月連続で減少していたが、2022年9月は2021年11月以来の10か月ぶりの増加となった。
マカオ特別行政区政府は四半期ごとにマカオ特別行政区の人口を発表しており、直近では2022年第2四半期末時点で約677,300人となっている。
加入件数と人口の数値には1四半期の開きがあるが、おおよそのマカオ特別行政区における携帯電話サービスの人口普及率は約176.77%と分かる。
加入件数は契約種別ごとの内訳も公表している。
第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド回線が20,744件、3Gのプリペイド回線が5,613件、LTEのポストペイド回線が895,892件、LTEのプリペイド回線が275,012件である。
回線の定義は3Gがマカオ特別行政区で3GのW-CDMA方式もしくはCDMA2000方式、LTEがマカオ特別行政区で第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と3Gを利用できる回線を意味する。
3Gは世代の名称で、LTEは4Gの無線方式の名称であるため、郵電局は世代と無線方式の表記を統一していないが、免許の種別が3GおよびLTEとなっている。
3Gの免許では無線方式を指定しておらず、LTE方式の免許では無線方式をLTE方式に限定しており、表記は規制当局の立場として免許の種別で統一したことになる。
支払方式別の比率はポストペイド回線が916,636件で約76.56%、プリペイド回線が280,625件で約23.44%、通信別の比率は3Gが26,357件で約2.20%、LTEが1,170,904件で約97.80%である。
マカオ特別行政区では4社の移動体通信事業者(MNO)が携帯電話事業を展開している。
統計資料では4社の移動体通信事業者が集計の対象となっている。
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