タイのAISが2022年Q3の業績を発表、AWNの5Gは2022年の目標達成
- 2022年11月12日
- 海外携帯電話
タイのAdvanced Info Service (AIS)は2022年第3四半期の業績を発表した。
2022年9月30日に終了した3か月間となる2022年第3四半期の連結売上高は前年同期比9.1%増の462億3,400万タイバーツ(約1,838億1,914万円)、所有者に帰属する当期純利益は前年同期比5.4%減の60億3,200万タイバーツ(約239億7,842万円)となった。
業績の発表に伴い事業別の売上高も判明している。
携帯通信サービスは前年同期比0.3%減の291億700万タイバーツ(約1,156億8,450万円)で、全体の63.0%と過半を占めている。
そのため、業績報告の事業区分を基準として携帯通信サービスがAdvanced Info Serviceにとって最大の事業となる。
携帯通信サービスは連結子会社でタイの移動体通信事業者(MNO)であるAdvanced Wireless Network (AWN)が事業会社として展開する。
Advanced Wireless Networkに対するAdvanced Info Serviceの持分比率は99.99%である。
2022年9月30日時点のAdvanced Wireless Networkの事業データも公表している。
携帯通信サービスの加入件数は前年同期比4.6%増の45,661,700件となった。
携帯通信サービスの加入件数のうちポストペイド回線は12,371,000件で27.1%、プリペイド回線は33,290,700件で72.9%を占めている。
第5世代移動通信システム(5G)の加入件数は前年同期比266.7%増の約550万件で、全体の12.0%に相当する。
2022年第3四半期に5Gの加入件数は500万件を上回り、5Gの加入率は10%を超えた。
5Gの加入件数は500万件超を2022年の目標として定めていたため、2022年第3四半期に2022年の目標を達成したことになる。
5Gの人口カバー率は85%に達している。
Advanced Wireless Networkはタイで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者で、2020年3月2日に5Gを商用化した。
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