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日本でWi-Fi 6E対応のLenovo Tab P11 (2nd Gen)を発売へ、TB350FUが技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

中国のLenovo (Shanghai) Electronics Technology (聯想(上海)電子科技)製のタブレット「TB350FU」が2022年8月30日および2022年11月4日付けで電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は1度目が217-220633で、2度目が217-220701である。

携帯通信網では認証を受けておらず、Bluetoothおよび無線LANの周波数で通過している。

無線LANの周波数は最初に2.4GHz帯と5GHz帯で通過しており、2度目で6GHz帯を追加した。

6GHz帯の無線LANは証明規則第2条第80号に規定する特定無線設備として工事設計認証を取得しており、6GHz帯小電力データ通信システム(屋内専用低出力)に該当する。

日本では2022年9月4日に6GHz帯で無線LANを利用できるよう制度改正を実施したため、制度改正に伴い6GHz帯の無線LANを追加して工事設計認証を再取得したと推測できる。

TB350FUはLenovo Tab P11 (2nd Gen)のWLANモデルの型番で、日本向けには発表していないが、日本の認証である工事設計認証を取得したため、日本で発売する計画と考えられる。

グローバル向けには発表しているため、仕様は判明している。

Lenovo Tab P11 (2nd Gen)にはWWANモデルとWLANモデルを用意しており、WWANモデルは携帯通信網に対応するが、無線LANのIEEE 802.11axは利用できない。

WLANモデルは携帯通信網を利用できないが、IEEE 802.11axは6GHz帯を含めて対応する。

Wi-Fi Allianceは6GHz帯のIEEE 802.11axをWi-Fi 6Eとして展開しており、WLANモデルはWi-Fi 6Eに対応すると公式に案内している。

6GHz帯の無線LANで工事設計認証を取得したため、日本でもWi-Fi 6Eを利用できることになる。

総務省

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