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楽天モバイル、プラチナバンド取得の場合は2023年12月にも運用開始の意向



Rakuten Group (楽天グループ)は2023年(2023年12月期)第2四半期の業績の発表に合わせて同社の完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)に対するプラチナバンドの割当に関して説明した。

プラチナバンドは携帯通信分野では一般的にカバレッジの確保に有利な1GHz未満の周波数を意味する。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は2023年秋頃に700MHz帯を携帯通信向けに割当する計画を示している。

Rakuten Mobileとしては700MHz帯の割当を受けた場合は2023年12月から2024年年初以降に700MHz帯の基地局の運用を開始することが目標と説明しており、早ければ2023年12月にも運用を開始することになる。

2023年8月時点でRakuten Mobileはプラチナバンドの割当を受けておらず、Rakuten Mobileが700MHz帯の割当を受けた場合の目標であることに留意しておきたい。

800MHz帯と900MHz帯に関しては機会を分析して引き続きプラチナバンドの獲得を模索する意向である。

なお、総務省では2023年7月31日に700MHz帯における移動通信システムの普及のための特定基地局の開設に関する指針を制定した。

700MHz帯では3MHz幅*2の帯域幅を割当する。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でも3MHz幅*2の規定に向けて動いているが、NR方式では3MHz幅*2を規定していないため、当面は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で運用することになる。

LTE方式で運用する場合のバンド番号はBand 28となる。

Rakuten Mobileはプラチナバンドの展開にも言及しており、既存の基地局を活用して低コストで展開するという。

既存の基地局に新しいアンテナと無線機を設置およびソフトウェアのアップデートを実施してプラチナバンドを展開する計画である。

Rakuten Group

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