Qualcomm、iPhone向け通信モデムの供給を延長
- 2023年09月12日
- Apple関連
米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesおよび同国のAppleは通信モデムの供給に係る新たな契約を締結したことが分かった。
Qualcomm TechnologiesはSnapdragon 5G Modem-RF Systemシリーズの通信モデムをAppleが2024年から2026年に発売するスマートフォンに供給する契約をAppleと締結したという。
Snapdragon 5G Modem-RF SystemはQualcomm Technologiesが開発するスマートフォンなど携帯端末向けの通信モデムで、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応している。
Appleあ発売するスマートフォンはiPhoneを意味する。
そのため、2024年から2026年に発売するiPhoneで採用する通信モデムには少なくともSnapdragon 5G Modem-RF Systemが含まれることになる。
Qualcomm TechnologiesとAppleはライセンス料で対立していたが、和解に伴い2019年4月1日に発効した通信モデムの供給を含めた6年間のライセンス契約を締結した。
通信モデムの供給に関しては2024年5月31日までに発売するスマートフォンではSnapdragon 5G Modem-RF Systemを採用することで合意していた。
そのため、Qualcomm TechnologiesはAppleに対する通信モデムの供給を事実上延長することになる。
Appleに供給する通信モデムは製品も指定している。
Appleが2022年6月1日から2024年5月31日までに発売するスマートフォンではSnapdragon X65 5G Modem-RF SystemもしくはSnapdragon X70 5G Modem-RF Systemを採用する。
iPhone 14シリーズではSnapdragon X65 5G Modem-RF Systemを採用したため、後継のiPhone 15シリーズではSnapdragon X70 5G Modem-RF Systemを採用すると思われる。
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