楽天シンフォニーが協力するドイツの1&1、モバイル向け5Gを9月に商用化
- 2023年09月11日
- Rakuten-総合, 海外携帯電話
ドイツの1&1 Mobilfunkは2023年9月中に携帯通信サービスを商用化することが分かった。
1&1 Mobilfunkの親会社でドイツの1&1は2023年6月30日に終了した6か月間となる2023年第2四半期累計の業績の発表に伴い携帯通信事業の進捗を案内している。
1&1 Mobilfunkは第5世代移動通信システム(5G)の導入を想定した携帯通信向けの周波数を取得して移動体通信事業者(MNO)として新規参入することになった。
そのため、5Gを中心として第4世代移動通信システム(4G)とともに携帯通信網の構築を進めている。
2022年12月28日には家庭向け5Gとして携帯通信網を活用した固定通信サービスを商用化した。
これまで、携帯通信サービスは2023年第3四半期に商用化すると案内していたが2023年第2四半期累計の業績の発表と同時に情報を更新している。
携帯通信サービスは2023年9月に商用化する計画で、同時にスマートフォン向けの料金プランを用意する。
基地局は2023年第2四半期末時点で前期比105.3%増の193か所に開設しており、2023年第3四半期末には約500か所に、2023年第4四半期末には約1,000か所に拡大する予定である。
2023年の年間計画では1,200局を目標に定めていたが、基地局を構成する通信設備の納入の遅れに伴い2024年初めに達成する見込みという。
携帯通信網の構築でオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)を採用したため、基地局を構成する制御装置と無線装置はオープンRANに対応することになる。
携帯通信網の構築では日本の会社と協力しており、Rakuten Group (楽天グループ)がRakuten Mobile (楽天モバイル)を通じて完全所有するRakuten Symphony (楽天シンフォニー)のオープンRANソリューションを採用した。
無線装置はRakuten Symphonyを通じてNEC Corporation (日本電気)が供給している。
ドイツで第4の移動体通信事業者として新規参入することになる。
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