米UScellularが3Gを1月13日に終了、4Gと5Gを強化へ
- 2023年12月13日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)でUScellularとして携帯通信事業を行うUnited States Cellular Corporationは第3世代移動通信システム(3G)を2024年1月13日に終了すると発表した。
3Gの回線では携帯通信サービスを2024年1月13日までに順次終了する。
回線によって終了の時期が異なり、プリペイド回線では2023年11月1日から2023年12月30日までに順次終了、ポストペイド回線では2024年1月1日から2024年1月13日までに順次終了する予定である。
そのため、2024年1月13日が3Gの完全な終了日となる。
3Gの停波は開始しているが、2024年1月14日には3Gの停波を完了することも決定している。
3Gの終了に伴い3Gの回線および3Gの携帯端末では音声通話、SMS、データ通信を含めて携帯通信サービスを完全に利用できなくなるため、継続的な携帯通信サービスを確保するために第4世代移動通信システム(4G)や第5世代移動通信システム(5G)に移行するよう求めている。
United States Cellular Corporationでは3Gの携帯端末の利用者に対して4Gや5Gの携帯端末を購入するための割引も用意する。
3Gの回線は2024年1月30日をもって解約の扱いとなる。
3Gの回線でUnited States Cellular Corporationの携帯通信サービスの利用を希望する場合は解約の効力が発生するまでに4Gや5Gに移行する必要がある。
なお、United States Cellular Corporationは3Gの無線方式としてCDMA2000方式を採用した。
CDMA2000方式では800MHz帯および1.9GHz帯の周波数を利用する。
Band Classは800MHz帯がBC0、1.9GHz帯がBC1となる。
これまでに、CDMA2000方式で利用する周波数の一部は4Gの無線方式であるLTE方式に転用しているが、全面的にLTE方式もしくは5Gの無線方式であるNR方式に転用することが決定している。
United States Cellular Corporationは多くの移動体通信事業者のように3Gを終了して4Gおよび5Gの強化を進めるという。
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