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韓国の携帯電話事業者の新規参入、世宗テレコムなど3者が申請



韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)は移動通信用の周波数割当申請の受け付けを終了した。

科学技術情報通信部は2023年11月20日から2023年11月19日の18時まで移動体通信事業者として新規参入を計画する事業体を対象に移動通信用の周波数割当申請を受け付けた。

移動通信用の周波数割当申請の受け付けの終了に伴い結果を公表している。

韓国のSejong Telecom (世宗テレコム)、韓国のStage X (ステイジエクス)、マイモバイルコンソーシアムが移動通信用の周波数割当申請を提出したという。

Sejong TelecomおよびStage Xは韓国法人の株式会社で、マイモバイルコンソーシアムは複数の法人で構成する共同事業体である。

移動通信用の周波数割当申請は全国単位と圏域単位で受け付けたが、3者とも全国単位を選択した。

科学技術情報通信部は最初に申請者を対象として電波法および電気通信事業法に基づく適格審査を行う。

適格審査の結果は2023年12月19日から1か月以内に通知する。

2023年7月20日付けの公告で申請者が2者以上の場合は周波数オークションの形式で周波数を割当すると通知しており、2者以上が適格審査を通過した場合は周波数オークションを開催する予定である。

対象の周波数は700MHz帯と28GHz帯を用意しており、700MHz帯と28GHz帯をセットで1枠となっている。

28GHz帯では第5世代移動通信システム(5G)の導入を想定している。

Sejong Telecomは過去に韓国で移動体通信事業者の新規参入を募集時にも申請しており、当時は新規参入に失敗したが、約8年ぶり移動体通信事業者としての新規参入に挑むことになる。

主力事業ではないが、仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信事業を展開しており、Snowmanとして携帯通信サービスを提供する。

Stage Xは韓国のKakaoが資本参加するStage Fiveの関係会社である。

Stage FiveはMVNOとして携帯通信事業を展開しており、ライトMVNOからフルMVNOに移行する計画も公表していた。

なお、Kakaoは完全子会社で韓国のKakao Investmentを通じてStage Fiveの株式の35%を保有するが、売却して8.3%まで低下することが決定している。

過去にはオリジナルの5Gに対応したスマートフォンを発売したこともある。

マイモバイルコンソーシアムは韓国のMIRAE MOBILE (未来モバイル)が主導する共同事業体である。

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