NECプラットフォームズの福島事業所が設立50周年、基地局などを製造
- 2023年12月20日
- 携帯電話総合
NEC Corporation (日本電気)の完全子会社であるNEC Platformsは同社の福島事業所が2023年12月19日に50周年を迎えたと発表した。
福島県福島市に所在するNEC Platformsの福島事業所はNEC Corporationの事業分担子会社として設立した福島日本電気から始まった。
合併や社名の変更などでNEC Platformsの福島事業所となった。
福島日本電気は1973年12月19日に設立したため、NEC Platformsの福島事業所は2023年12月19日に設立から50周年を迎えたことになる。
なお、福島日本電気は2000年4月1日に同社を存続会社、日本電気無線電子を消滅会社とする吸収合併を行い、同時に社名をNEC Wireless Networksに変更した。
2011年4月11日にはNEC Wireless Networks、NEC Tohoku (東北日本電気)、NEC ANTENの3社をNEC Corporationが新設したNEC Network Productsに統合しており、旧NEC Wireless NetworksをNEC Network Productsの本社工場とした。
2017年4月1日にNEC Platformsを存続会社、NEC Network Productsを消滅会社とする吸収合併を行い、NEC Network Productsの本社工場はNEC Platformsの福島事業所となった。
NEC Platformsの福島事業所では通信事業者向けの基地局や基地局間通信のための無線通信機器、衛星搭載機器、放送事業者向けの映像機器など幅広い製品の製造を担当する。
製品は日本国内に出荷するほか、150以上の国と地域に輸出も行う。
基地局の製造は2010年10月にNEC Corporationの完全子会社として存在したNEC Saitama (埼玉日本電気)から移管しており、NEC Corporationが開発した通信事業者向けの基地局を製造および出荷している。
第5世代移動通信システム(5G)の時代には基地局を構成する無線装置としてはNTT DOCOMO、Rakuten Mobile (楽天モバイル)、ドイツの1&1 Mobilfunk向けの無線装置を製造する。
1&1 Mobilfunk向けの無線装置はRakuten Mobileの完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)を通じて供給していることが分かっている。
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