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豪州で3.4GHz帯と3.7GHz帯を割当、携帯電話事業者など4社が取得



豪州(オーストラリア)の政府機関で電気通信分野などの規制を司る豪州通信メディア庁(Australian Communications Media Authority:ACMA)は3.4GHz帯および3.7GHz帯を割当した。

対象の周波数範囲は3.4GHz帯が3440~3442.5MHzおよび3475~3575MHzである。

3.7GHz帯は3700~3800MHzであるが、3.4GHz帯と3.7GHz帯ともに詳細な周波数範囲は地域によって異なる。

豪州通信メディア庁は携帯通信を含めた幅広い用途で3.4GHz帯および3.7GHz帯の利用を認めているが、携帯通信に適した周波数であるため、最終的に3.4GHz帯と3.7GHz帯ともに携帯通信技術を導入する4社が取得することになった。

3.4GHz帯は豪州のNBNおよび豪州のTelstra、3.7GHz帯は豪州のMobile JV、豪州のOptus Mobile、Telstraが取得に成功した。

TelstraおよびOptus Mobileは豪州の移動体通信事業者(MNO)である。

Mobile JVは豪州の移動体通信事業者でVodafone Australiaとして携帯通信事業を行うTPG Telecomの完全子会社で、TPG TelecomはMobile JVを通じて周波数を取得している。

豪州の移動体通信事業者はTelstra、Optus Mobile、TPG Telecomの3社であるため、豪州の既存の移動体通信事業者は全社が3.4GHz帯と3.7GHz帯の一方もしくは両方の取得に成功したことになる。

NBNは豪州政府が完全所有する国有の会社である。

固定通信用途で携帯通信技術を導入しており、通信網の高度化に向けて周波数を追加で取得することになった。

3.4GHz帯および3.7GHz帯は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の導入に適している。

そのため、5Gで活用することになると思われる。

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