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タンザニアのAirtel Tanzaniaが5Gを商用化、タンザニアで4番目の5Gに



タンザニアの移動体通信事業者(MNO)であるAirtel Tanzaniaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

当初はダルエスサラーム州の州都でタンザニアの事実上の首都でもあるダルエスサラーム市を含めた一部の都市の限定的なエリアで5Gを利用できる。

なお、タンザニアの法律上の首都はドドマ州の州都・ドドマ市である。

首都移転計画に基づき首都機能の一部はドドマ市に移転したが、依然として首都機能の大部分はダルエスサラーム市に残っている。

ダルエスサラーム市はタンザニア最大の都市で、タンザニアの経済と商業の中心として機能する。

Airtel Tanzaniaの本社もダルエスサラーム市に所在しており、ダルエスサラーム市は優先的5Gを整備する都市となっている。

5Gは携帯通信用途と固定通信用途で利用できる。

5Gの無線方式はNR方式を採用した。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。

5Gの導入に適した周波数としてサブ6GHz帯(Sub6)の3.5GHz帯で80MHz幅を取得しており、少なくとも5Gでは3.5GHz帯を利用すると思われる。

Airtel Tanzaniaはインドの移動体通信事業者であるBharti Airtelの子会社である。

Bharti Airtelは子会社でアフリカ事業を統括する英国(イギリス)のAirtel Africaを通じてAirtel Tanzaniaを保有する。

持分比率はBharti AirtelがAirtel Africaに対して56.01%、Airtel AfricaがAirtel Tanzaniaに対して51.0%であるため、Bharti AirtelはAirtel Tanzaniaに対して過半に達していないが、Airtel Tanzaniaを子会社として扱う。

これまでに、タンザニアの移動体通信事業者としてはVodacom Tanzania、Tigoとして携帯通信事業を行うMIC Tanzania、Zantelとして携帯通信事業を行うZanzibar Telecomが5Gを商用化した。

そのため、Airtel Tanzaniaはタンザニアで4番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。

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