北キプロスの携帯電話事業者KK Turkcellが増資、5G導入へ準備
- 2024年01月16日
- 海外携帯電話
北キプロスの移動体通信事業者(MNO)でTurkcellとして携帯通信事業を行うKibris Mobile Telekomunikasyonは増資したことが分かった。
Kibris Mobile Telekomunikasyonはトルコの移動体通信事業者であるTurkcell Iletisim Hizmetleriの完全子会社である。
Turkcell Iletisim Hizmetleriが同社の株主に対してKibris Mobile Telekomunikasyonの増資を案内している。
Turkcell Iletisim HizmetleriがKibris Mobile Telekomunikasyonに追加で出資したことで、Kibris Mobile Telekomunikasyonは増資したという。
Kibris Mobile Telekomunikasyonの資本金は60,071,775トルコリラ(約2億9,935万円)から92,071,775トルコリラ(約4億4,403万円)となった。
Turkcell Iletisim HizmetleriのKibris Mobile Telekomunikasyonに対する持分比率は100%で変わらず、引き続きKibris Mobile TelekomunikasyonはTurkcell Iletisim Hizmetleriの完全子会社となる。
Kibris Mobile Telekomunikasyonは長らく第2世代移動通信システム(2G)と第3世代移動通信システム(3G)を導入および運用してきたが、2022年11月3日には第4世代移動通信システム(4G)と第5世代移動通信システム(5G)の免許を取得した。
免許の有効期間は4Gが18年間で、5Gが20年間となっている。
4Gと5Gの免許の取得と同時に4Gや5Gの導入に適した周波数も取得しており、700MHz帯、800MHz帯、900MHz帯、1.8GHz帯、2.1GHz帯、2.6GHz帯、3.5GHz帯が含まれる。
それぞれの周波数の詳細な帯域幅までは開示していないが、合計で帯域幅は247MHz幅に達するという。
3.5GHz帯は5Gの導入に適しているため、少なくとも3.5GHz帯では5Gを導入すると思われる。
4Gと5Gの導入に必要な免許や周波数を取得したことで、最初に4Gを導入しており、2023年9月7日よりサービスの名称を4.5Gとして4Gの提供を開始している。
5Gは導入していないが、5Gの導入に向けて準備を進めている。
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