東芝インフラシステムズ、5G分散型アンテナシステムART3711を発売
- 2024年01月31日
- docomo-総合, KDDI-総合, Rakuten-総合, SoftBank-総合
TOSHIBA CORPORATION (東芝)の完全子会社であるToshiba Infrastructure Systems & Solutions Corporation (東芝インフラシステムズ)はART3711の販売を開始したと発表した。
ART3711は複数の移動体通信事業者(MNO)が通信設備を共用するインフラシェアリング向けの第5世代移動通信システム(5G)に対応した分散型アンテナシステム(DAS)である。
5Gの展開では基地局を構成する通信設備を設置する場所の不足が課題のひとつとなっている。
インフラシェアリングを導入して複数の移動体通信事業者が通信設備を共同で利用することで、全体の通信設備の数量を抑制できるほか、設置や運用などに係るコストを削減できる。
5Gの展開の加速に貢献することも期待されている。
そのため、Toshiba Infrastructure Systems & Solutions Corporationではインフラシェアリング向けに5Gに対応した分散型アンテナシステムとしてART3711を開発および販売することになった。
インフラシェアリング事業者、不動産開発事業者、商業施設運営事業者、鉄道事業者など多様な業界にART3711を提供する計画である。
関係会社などと連携して設計、アンテナの手配や調達、工事なども行う。
ART3711は5Gの無線方式としてNR方式に対応しており、下りの4×4 MIMOも利用できる。
周波数はTDDの3600~4000MHzで動作する。
NTT DOCOMOの3600~3700MHz、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)の3700~3800MHz、Rakuten Mobile (楽天モバイル)の3800~3900MHz、SoftBank Corp.の3900~4000MHzに対応することになる。
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