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KDDI、サムスン電子の5G SA Coreを商用導入



KDDIは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)から調達した5G SA向けコアネットワークを商用で導入したことが分かった。

Samsung ElectronicsはKDDIが日本全国で運用する商用の5G SAでSamsung Electronicsの5G SA Coreが稼働を開始したと発表した。

クラウドネイティブな5G SA CoreがKDDIの全国的な5G SAを支えると説明している。

5G SA Coreの導入によってKDDIの5G SAで高信頼、超低遅延、最適化されたネットワークスライシングを実現できるという。

Samsung Electronicsは2023年2月9日付けでKDDIから5G SA向けコアネットワークのベンダとして選定されたことを発表していた。

KDDIおよびSamsung Electronicsはフィールドテストを通じて5G SA Coreのパフォーマンスを検証するとともに、KDDIのマルチベンダ環境に統合する作業を進めてきた。

KDDIのスマートオペレーションシステムを用いて正常に5G SA Coreを展開および運用しているという。

5G SAはKDDIがauで提供するNR方式のスタンドアローン(SA)構成に準拠した携帯通信サービスである。

第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式が単独で動作する無線アクセスネットワーク(RAN)構成がSA構成となる。

当初、KDDIは第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成でNR方式を商用化したが、5G SAとしてSA構成も導入している。

コアネットワークはNSA構成では4G向けのEPCを使用するが、SA構成では5G向けの5GCを使用する。

KDDIはSamsung Electronicsから調達した5GCの運用を開始したことになる。

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