Viettel Telecomがベトナムで初めて5Gを商用化、4年のトライアルを経て
- 2024年10月16日
- 海外携帯電話
ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の支店で同国の移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは2024年10月15日に商用で5Gの提供を開始している。
5Gは2020年11月30日より一般の加入者も利用できたが、試験用の免許に基づくため、トライアルの位置付けで提供していた。
2024年10月15日には商用の免許に基づき5Gの提供を開始したため、4年弱にも達する長期のトライアルを経て5Gの商用化に至った。
ベトナムの移動体通信事業者としては初めて5Gを商用化したことになる。
5Gのエリアは2024年10月15日の時点で5の中央直属市と58の省を合わせた63の第一級行政区のすべてで少なくとも1か所以上は存在する。
ポストペイドとプリペイドともに5Gを利用できる。
5Gに対応したプランはポストペイドで8種類、プリペイドで11種類から選べる。
5Gの無線方式はNR方式を採用した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成および第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数および帯域幅はサブ6GHz帯(Sub6)の2.5GHz帯で100MHz幅を使用するため、NR BandはFR1のn41となる。
基地局を構成する無線装置のベンダには少なくともスウェーデンのEricssonおよびフィンランドのNokia Solutions and Networksが含まれる。
ベトナムの北部と中部では主にEricsson、南部では主にNokia Solutions and Networksの無線装置を展開しており、ベトナム全土では占有率はEricssonが過半に達している。
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