ガーナのNext Gen Infracoが5Gを商用化、Open RAN採用の単一卸売網
- 2024年11月06日
- 海外携帯電話
ガーナの移動体通信事業者(MNO)であるNext Gen Infraco (NGIC)は携帯通信サービスを商用化した。
ガーナ政府は第5世代移動通信システム(5G)の展開で単一卸売網を採用したため、卸売専業の移動体通信事業者としてNext Gen Infracoを設立するとともに、Next Gen Infracoを通じて5Gを展開することになった。
Next Gen Infracoは2024年11月1日に5Gの提供を開始している。
ガーナで最初に5Gを商用化したことになる。
5Gの無線方式としてはNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を採用しているため、無線方式はLTE方式とNR方式を運用する。
Next Gen Infracoとしては携帯通信サービスの商用化に伴い4Gおよび5Gを商用化したことになる。
ベンダを開示しており、コアネットワークはインドのTech Mahindraおよび米国(アメリカ)のMicrosoft Corporation、RANはフィンランドのNokia Solutions and Networksおよび米国のRadisys Corporationを採用している。
Open RANを採用したため、Open RANに対応した通信設備で携帯通信網を構築する。
5Gの単一卸売網はマレーシアとブルネイ・ダルサラームに次いで世界で3番目、アフリカでは初めての事例となる。
なお、マレーシアでは単一卸売網の終了が決定しているため、5Gの単一卸売網は2件に減少する見込みである。
単一卸売網でOpen RANを採用する事例は世界で初めてとなった。
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