ペルーのViettel Peruが5Gを商用化、軍隊工業通信グループの子会社
- 2024年11月19日
- 海外携帯電話
ペルーの移動体通信事業者(MNO)でBitelとして携帯通信事業を行うViettel Peruは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
Viettel Peruは2024年11月11日に5Gの提供を開始している。
5Gの無線方式はNR方式を採用する。
周波数は下りが2.1GHz帯、上りが1.7GHz帯のペアバンドで、NR BandはFR1のn66となる。
基地局を構成する無線装置のベンダは中国のZTE Corporation (中興通訊)である。
ペルーでは4社の移動体通信事業者が携帯通信事業を展開しており、3社は2021年に5Gを商用化した。
そのため、Viettel Peruは他社から大幅に遅れてペルーの移動体通信事業者としては最後に5Gを商用化しており、同時にペルーのすべての移動体通信事業者が5Gを導入したことになる。
Viettel PeruはベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の子会社である。
基本的にViettel Groupの国際事業はViettel Groupの子会社で国際投資事業を担当するベトナムのViettel Global Investmentを通じて出資するが、ペルー政府の要望を受けてViettel Peruに対してはViettel Groupが直接的に出資している。
出資比率は50%を超え100%未満で、Viettel Groupの子会社として扱うが、詳細な出資比率は開示していない。
Viettel Groupはベトナムを含めた世界の複数の国で携帯通信事業に参入しているが、国際事業で5Gを商用化した事例はViettel Peruが初めてとなる。
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