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マカオのCTMがn79に対応したMetaAAUを初の商用展開、ELAA技術を適用



マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)は中国のHuawei Technologies (華為技術)と協力して4.9GHz帯の周波数で動作するMetaAAUを商用で展開したと発表した。

MetaAAUはHuawei Technologiesが開発および製造するMassive MIMO (大規模MIMO)に対応した第3世代のアンテナ一体型無線装置である。

Huawei Technologiesのアンテナ一体型無線装置では初めて超大型アンテナアレイ(ELAA)技術を適用している。

アンテナのサイズは従来のMassive MIMOに対応したアンテナ一体型無線装置と比較して2倍に達する。

携帯電話の業界団体で英国(イギリス)に本部が所在するGSM Association (GSMA)が主催したMWC Barcelona 2023に合わせて発表した2023 GLOMO Awardではベスト・モバイルネットワーク・インフラストラクチャを受賞しており、携帯電話業界で権威のある賞を受けたことになる。

4.9GHz帯で動作するMetaAAUの型番はAAU5636m 4900Aとなる。

Companhia de Telecomunicacoes de Macauは4.9GHz帯では無線方式として第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入した。

NR BandはFR1のn79として運用している。

そのため、Companhia de Telecomunicacoes de Macauではn79に対応したMetaAAUを商用で導入および展開したことになる。

Companhia de Telecomunicacoes de Macauの説明では4.9GHz帯で動作するMetaAAUを商用で展開した事例はアジア太平洋地域では初めてという。

n79はアジア太平洋地域では複数の国および地域で携帯電話向けで導入しており、NTT DOCOMOは4.5GHz帯を利用しているが、NTT DOCOMO以外では4.9GHz帯を利用する。

NTT DOCOMOは無線装置のベンダとしてHuawei Technologiesを採用しておらず、アジア太平洋地域以外では携帯電話向けでn79を導入した実績がない。

そのため、Companhia de Telecomunicacoes de Macauは4.9GHz帯やアジア太平洋地域に限らず、携帯電話向けではn79に対応したMetaAAUを世界で最初に商用で導入および展開したことになる。

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