楽天シンフォニーの2025年Q2の業績が判明、MobiFoneやZainと新契約
- 2025年08月12日
- Rakuten-総合

Rakuten Group (楽天グループ)は2025年第2四半期の業績の発表に合わせて同社の連結子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)の業績も開示した。
Rakuten Symphonyの業績は簡潔に掲載しており、2025年6月30日に終了した3か月間となる2025年第2四半期の売上高は前年同期比42.4%増の1億2,100万米ドル(約179億1,067万円)となった。
2025年第2四半期は主要な顧客に対するソフトウェアの納入が増収に貢献したという。
なお、Rakuten Symphonyの売上高は計上のタイミングなどに左右されるため、四半期単位で大きく変動する場合があることに留意しておきたい。
2025年第2四半期の事業動向も案内しており、既存契約の拡大を含む6件の新契約と新規提携が行われた。
新契約はベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるMobiFone Corporation、クウェートの移動体通信事業者でZainとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunications Company、米国(アメリカ)のAT&Tの連結子会社で同国のAT&T Communicationsと締結した。
AT&T Communicationsは既存契約の拡大で、協業を深化するという。
新規提携はOpen RANが1件、クラウドが2件で、合計では3件となる。
Open RANではインドのTejas Networksと覚書を締結しており、インドを含むグローバルでOpen RANソリューションの展開を模索する。
2025年第2四半期には新規製品としてSite Manager 2.0、Object Storage、Rakuten RICの提供を開始している。
グローバルで通信事業者による通信設備の構成の刷新およびオープン化の取り組みが進む中で、的確に商機を捉えて通信プラットフォームなどの国際展開を進めるという。
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