台湾の全球一動が事業計画を変更、WiMAX Release 2.1を導入へ
- 2014年12月18日
- 海外携帯電話
台湾の国家通訊伝播委員会(NCC)は2014年12月27日に第622次委員会議を開催し、台湾のWiMAX事業者であるGlobal Mobile(全球一動)による事業計画の変更を認可することで決定した。
Global Mobileは2014年8月8日に事業計画の変更を申請し、2014年10月7日と2014年11月7日に事業計画の変更に関する資料を提出していた。
国家通訊伝播委員会は2014年11月27日に審査を完了し、事業計画の変更を認可するに至った。
事業計画の変更については、WiMAX Release 1.0からWiMAX Release 2.1に変更することが含まれている。
変更前のWiMAX Release 1.0はIEEE 802.16eに準拠しており、一般的にWiMAXと呼ばれている。
変更後のWiMAX Release 2.1はWiMAX Release 1.0やWiMAX 2とも呼ばれるIEEE 802.16mに準拠したWiMAX Release 2.0を含んでおり、WiMAX Release 2.1 Additional EditionとしてTD-LTE方式との互換モードも用意されている。
Global MobileはWiMAXが衰退する現実に鑑みて、WiMAX Release 2.1に盛り込まれたTD-LTE方式との互換モードであるWiMAX Release 2.1 Additional Elementsを採用する可能性が有力視されている。
台湾では2.6GHz帯を2015年にオークションでFDD-LTE方式およびTD-LTE方式に解放する事が決定しており、Global Mobileはそれを見据えて事業計画を変更したと思われる。
Global Mobileは実質的にBand 38またはBand 41のTD-LTE方式を導入することになる見通し。
なお、WiMAX Release 2.1 Additional Elementsは日本のUQ CommunicationsがWiMAX 2+として提供している。
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