米One Value Asset Management、Pantechの買収に失敗した理由は資金確保の失敗と明かす
- 2015年03月09日
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韓国のPantechの買収に失敗した米国のOne Value Asset Managementは、買収に失敗した理由を韓国メディアに対して明らかにしたことが分かった。
One Value Asset Managementは韓国系の取締役で構成される韓国系米国企業で、Pantechを買収する最有力候補とされてきた。
買収に成功すればPantechの元従業員の再雇用や中国市場への進出なども計画していた。
Pantechの買収に向けてOne Value Asset Managementを中心としたコンソーシアムを結成して資金確保を進めてきた。
ところが、直前になりコンソーシアムから重要な金融投資家が抜けたことで、買収資金の確保に不安が生じたという。
当初、One Value Asset Managementは韓国への送金には米国内国歳入庁(IRS)への申告が必要で、申告手続きに遅れが生じているとしていたが、実際は資金確保に失敗したことになる。
One Value Asset Managementから送金が遅延していることで、ソウル中央地方裁判所は買収の意思なしと判断し、最終的にはPantechの売却手続きは失敗に終わった。
これを受けて、PantechとPantechの売却手続きのアドバイザを務めるKPMG Samjong Accountingは3度目の売却を公示し、2015年4月17日まで買収意向書を受け付けることを発表した。
売却手続きにも費用がかかるため、Pantechの資金状況を考慮すると売却手続きは3度目となる今回が最後になるとの見方が強い。
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