豪州のOptusが商用ネットワークで4CC CAや4×4 MIMOの試験に成功
- 2015年04月05日
- 海外携帯電話
豪州の移動体通信事業者であるSingtel Optusは商用ネットワークにおいて4CC CAや4×4 MIMOの試験の実施に成功したと発表した。
4CC CAは4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーションの略で、4つのコンポーネント・キャリアを束ねたキャリアアグリゲーションとなる。
4つのコンポーネント・キャリアはTD-LTE方式における20MHz幅を3つ、FDD-LTE方式における20MHz幅を1つとしている。
試験にはLTE UE Category 8に対応した端末が用いられ、マクアリー・パークに位置するSingtel Optusの本社の屋内で実施し、通信速度は下りが480Mbpsを記録したとのことである。
また、ニューカッスルのランブトンでは屋外で試験を実施しており、屋外での試験では下りが478Mbpsを記録したという。
これらの試験は中国のHuawei Technologies(華為技術)と共同で試験を行われた。
4CC CAの試験とは別に商用ネットワークで4×4 MIMOの試験にも成功している。
4×4 MIMOの試験はTD-LTE方式の2.3GHz帯(Band 40)を使用して屋外と屋内で実施しており、試験場所は屋内がSingtel Optusの本社、屋外がランブトンである。
試験には40MHz幅を用いており、通信速度は屋内では415Mbps、屋外では320Mbpsを記録したという。
Singtel Optusは3.5GHz帯(Band 42)、2.6GHz帯(Band 7)、2.3GHz帯(Band 40)、2.1GHz帯(Band 1)、1.8GHz帯(Band 3)、900MHz帯(Band 8)、700MHz帯(Band 28)を保有しており、周波数の利用効率やサービスの質を高めるために様々な試験に取り組む方針である。
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