クリミア半島限定で展開するWIN mobileが4G LTEサービスを開始
- 2015年06月28日
- 海外携帯電話
ロシアの移動体通信事業者でクリミア半島のみで展開するK-TelekomがLTE方式による4Gサービスを開始した。
ロシアの行政機関で電気通信事業を管轄するロシア情報技術・通信省が明らかにしている。
シンフェロポリ市とセバストポリ市では2015年5月より4Gサービスを開始し、2015年6月にケルチ市に提供エリアを拡大しているとのことである。
K-Telekomはクリミア自治共和国とクリミア半島南西部の都市であるセバストポリ市がロシアに編入されてから誕生した移動体通信事業者で、ブランド名をWIN mobileとして移動体通信サービスを提供している。
クリミア自治共和国とセバストポリ市は一般的にウクライナ領として承認されており、ウクライナの移動体通信事業者がサービスを提供していたが、ロシアに編入されたことでウクライナの移動体通信事業者が事業を手掛けることが困難となった。
そこで、ロシアのMTS傘下でウクライナの移動体通信事業者であるMTS Ukraineが使用していた周波数および設備を用いて、K-Telekomが移動体通信サービスを提供することになった。
MCCとMNCから構成されるPLMN番号は250-32が付与されており、国番号を示すMCCはロシアの250で、K-Telekomは間違いなくロシアの移動体通信事業者であると言える。
2015年8月5日よりGSM 1800/900 MHzを使用して2Gサービスを開始しており、2015年5月1日にW-CDMA方式による3Gサービスを導入した。
なお、ロシアの移動体通信事業者は基本的にクリミア自治共和国とセバストポリ市では移動体通信サービスを提供しておらず、K-Telekomのネットワークに国内ローミングすることになる。
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