インドネシア向けのASUS ZenFone 2をインドネシア・バタム島で製造開始
台湾のASUSTeK Computer(華碩電脳)はインドネシアのEMS企業であるSat Nusapersadaと提携し、インドネシアのバタム島でスマートフォン「ASUS ZenFone 2」の製造を開始していたことが分かった。
バタム島で製造を開始したASUS ZenFone 2はインドネシア向けのASUS ZenFone 2で、Sat Nusapersadaが保有する大規模な工場で製造する。
Sat Nusapersadaの工場では2015年5月よりASUS ZenFone 2を製造しているとのことである。
月15万台の能力を保有しているが、ASUS ZenFone 2の製造開始当初は月5万台から製造しているという。
インドネシア政府は輸入品に対する税率を高く設定しており、特に貿易赤字の大きな原因となっている輸入品の携帯電話に対しては厳しい対応を見せている。
そのため、各メーカーやブランドはインドネシアに工場を設置するかインドネシアのEMS企業と提携してインドネシア国内におけるスマートフォンの製造を促進している。
Sat Nusapersadaはインドネシアで初めてLTE対応スマートフォンの製造を手掛けた企業で、実績や工場の規模は十分であるため、中国のXiaomi Technology(小米科技)やLenovo(聯想)もSat Nusapersadaに接触を試みた模様である。
ただ、Sat NusapersadaはASUS ZenFone 2の製造で忙しいため、Xiaomi TechnologyやLenovoとの合意には至らなかったという。
LenovoについてはインドネシアのTridharma Kencanaと提携し、インドネシア国内でスマートフォンを製造することが分かっている。
Sat Nusapersadaはインドネシアの移動体通信事業者であるSmartfren Telecomが展開するANDROMAXブランドやその他複数のインドネシアブランドのスマートフォンを製造する計画で、当分は多忙な状況が続きそうである。
なお、インドネシアにおけるASUS ZenFone 2の価格情報は下記から確認できる。
ASUS ZenFone 2 price and specs
ASUSTeK Compuerはこれまでに複数のZenFoneシリーズのスマートフォンをインドネシア市場に投入しており、そのラインナップや価格は下記を参考にしていただきたい。
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