台湾のNCCが全球一動に対してTD-LTE基地局の設置を承認
- 2015年07月09日
- 海外携帯電話
台湾の行政機関で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)はWiMAX事業者であるGlobal Mobile(全球一動)による事業計画の変更を承認した。
当初の予定では1809局のWiMAX基地局を設置する計画としていたが、Global MobileはWiMAX基地局の代わりにTD-LTE方式のスモールセル基地局を設置する事業計画案を提出していた。
国家通訊伝播委員会はGlobal Mobileの事業計画案を承認し、Global MobileはTD-LTE方式のスモールセル基地局の設置が可能となる。
すでにGlobal Mobileは717局のWiMAX基地局を設置しているが、国家通訊伝播委員会は2015年末までに1442局のTD-LTE方式のスモールセル基地局の設置を条件とする模様である。
これまでにGlobal MobileはWiMAX Release 2.1を導入する事業計画案も承認されている。
WiMAX Release 2.1にはWiMAX Release 2.1 Additional EditionとしてTD-LTE方式との互換モードも用意されており、Global MobileがTD-LTE方式を導入することは有力視されていた。
国家通訊伝播委員会は2575.0~2595.0 MHzの20MHz幅と2595.0~2615.0 MHzの20MHz幅をTD-LTE方式に割り当てることで決定しており、台湾では最大で2社がTD-LTE方式を提供することになる。
WiMAX事業者がTD-LTE方式を導入する事例は世界的に増えており、一連の動きからGlobal MobileがTD-LTE方式を導入する可能性は高まっている。
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