タイで1.8GHz帯周波数オークションの申請を受付開始、入札は11月11日に
- 2015年08月30日
- 海外携帯電話
タイの政府機関で電気通信事業などを管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission (NBTC)は1.8GHz帯の周波数オークションに関して、2015年8月28日より参加申請の受け付けを開始した。
周波数オークションに関心を示す企業は申請書を提出し、National Broadcasting Telecommunications Commissionの指示に従って入札への準備などを進める必要がある。
申請書の受け付けは2015年9月30日までとなっており、2015年11月11日に入札を行って2015年11月20日と2015年11月21日にライセンスを交付する。
1.8GHz帯はFDD-LTE方式で利用されることを想定しており、一般的には4Gオークションと呼ばれている。
周波数オークションの対象となる帯域幅は15MHz幅を2ブロックで計30MHz幅となる。
当初は12.5MHz幅を2ブロックで計25MHz幅を対象とする計画であったが、CAT TelecomおよびTotal Access CommunicationはNational Broadcasting Telecommunications Commissionと2015年9月25日までに5MHz幅を返却することで合意したため、30MHz幅が周波数オークションの対象となった。
また、1ブロックあたりの最低入札額は公聴会の意見を反映して当初の139億2,000万タイバーツから159億1,200万タイバーツに引き上げている。
仮にCAT TelecomおよびTotal Access Communicationが5MHz幅を返却しなかった場合は、周波数オークションの対象を12.5MHz幅の2ブロックで計25MHz幅に戻し、1ブロックあたりの最低入札額は132億6,000万タイバーツで入札を行う。
なお、入札資格者が2社のみとなれば最低入札額を引き上げることを明らかにしており、周波数オークションの対象が計30MHz幅であれば1ブロックあたり198億9,000億タイバーツ、計25MHz幅であれば165億7,500タイバーツとする。
2ブロックを周波数オークションの対象とするため、1.8GHz帯を新たに取得できる事業者は2社のみとなる。
National Broadcasting Telecommunications Commissionは1.8GHz帯を新たに取得した事業者に対しては2016年2月に1.8GHz帯でのFDD-LTE方式の運用開始を期待するとしている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。