豪州のSingtel OptusがFDD-LTEとTD-LTEを含めた3CC CAをメルボルンで開始
- 2015年09月04日
- 海外携帯電話
シンガポールのSingapore Telecommunications(Singtel)傘下で豪州の移動体通信事業者でOptusブランドを展開するSingtel OptusはFDD-LTE方式とTD-LTE方式を含めた3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を商用化した。
2015年9月4日よりメルボルンで3CC CAの提供を開始している。
組み合わせはTD-LTE方式の2.3GHz帯(Band 40)における20MHz幅を2コンポーネント・キャリア、FDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)における15MHz幅を1コンポーネント・キャリアを束ねたCA_3-40-40を採用し、通信速度は317Mbpsを実現するという。
なお、2015年8月にはニューサウスウェールズ州のニューカッスル、ランブトン、メイフィールド、メイフィールド・ウェストで商用ネットワークを用いた3CC CAの試験を実施しており、これらの地域でも3CC CAを利用できる模様である。
3CC CAの提供エリアの拡大については、2016年の早い時期にシドニー、2016年中旬頃にブリスベンやアデレードを提供エリアとする計画を明らかにしている。
Singtel Optusの3CC CAを利用するためにはLTE UE Category 9に対応した端末が必要となり、Singtel Optusが取り扱うSamsung Galaxy S6 edge+およびSamsung Galaxy Note5で利用できる。
なお、FDD-LTE方式とTD-LTE方式を含めた3CC CAを商用化する移動体通信事業者はSingtel Optusが世界初となる。
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