マカオのCTM 4G+ Concept StoreでLTE対応プリペイドSIMを購入
- 2015年11月14日
- Report
マカオ特別行政区(以下、マカオ)の移動体通信事業者であるCompanhia de Telecomunicacoes de Macau(澳門電訊:以下CTM)が4G+として提供するLTEサービスを試すためにマカオを訪問し、CTMが販売しているLTE対応プリペイドSIMカードを購入した。
香港国際空港から香港特別行政区には入らずマカオに向かったが、香港国際空港からはマカオ半島とタイパ島へのフェリーが運航されている。
今回はCTMがLTEサービスの提供に合わせて新たに開設したCTM 4G+ Concept StoreでLTE対応プリペイドSIMカードを購入したかったため、マカオ半島のフェリーターミナルに向かった。
なお、CTM 4G+ Concept Storeはマカオ半島のフェリーターミナルから徒歩で行ける範囲である。
マカオ半島のフェリーターミナルに設置されているSIMカードの自動販売機ではすでにLTE対応プリペイドSIMカードを販売していたが、上記理由によりスルーした。
CTMはLTEサービスの対応プランとして複数のプランを用意しているが、プリペイドSIMカードの初期パッケージで最も無難なプランがBEST “Online Everywhere in Macau” 4G+ Prepaid Card Packageだろう。
フェリーターミナルの自動販売機ではBEST “Online Everywhere in Macau” 4G+ Prepaid Card Packageを取り扱っていた。
BEST “Online Everywhere in Macau” 4G+ Prepaid Card Packageは2日間と7日間が用意されており、販売価格はそれぞれ100マカオパタカと200マカオパタカである。
データ通信容量は無制限であるが、2日間の場合は1GBを超過すれば、また7日間の場合は2GBを超過すれば256kbpsより遅くならない程度の速度に制限される。
2日以上の滞在となるため、7日間を購入することにした。
SIMカードのサイズはMini SIM (2FF)サイズ、Micro SIM (3FF)サイズ、Nano SIM (4FF)サイズのトリプルカットである。
CTMはLTE用の周波数としてFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)を15MHz幅、2.6GHz帯(Band 7)を15MHz幅、TD-LTE方式の2.3GHz帯(Band 40)を10MHz幅のライセンスが発給されており、ライセンス上はこれらすべての周波数でLTEサービスを提供できるが、2015年11月中旬の時点で2.6GHz帯の運用は開始していない。
1.8GHz帯と2.3GHz帯のデュアルバンドでLTEサービスを提供していることになるが、大半のエリアが1.8GHz帯でカバーされており、1.8GHz帯のみ利用できる端末でも問題なく利用できる。
CTM 4G+ Concept Storeには屋内基地局が設置されており、通信速度を測定してみたところ下りは100Mbps近くを記録した。
詳細については改めてどこかで書く予定なので、今回はここまで。
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