東ティモールでスマートフォンTelemor T8301を購入
- 2015年12月08日
- Report
東ティモール民主共和国(ティモール・レステ:以下、東ティモール)の首都・ディリを訪問し、東ティモールの移動体通信事業者であるViettel Timor Lesteが販売するスマートフォン「Telemor T8301」を購入した。
東ティモールの移動体通信事業者はTelemorブランドを展開するViettel Timor Leste以外に、Timor TelecomやTELKOMCELブランドを展開するTelekomunikasi Indonesia International (TL)が存在する。
なお、以下よりViettel Timor LesteはTelemor、Telekomunikasi Indonesia International (TL)はTELKOMCELと表記する。
各社とも端末の販売を手掛けており、Telemorは自社ブランドのスマートフォンやベーシックフォンが充実しており、グローバルブランドのスマートフォンや据置型電話やデータ通信専用端末なども取り扱う。
Telemorは親会社がベトナムのViettel Group (軍隊通信グループ)であり、グローバルブランドのスマートフォンはViettel Groupを通じて調達しているため、基本的にはベトナム版となる。
特にTelemorブランドのスマートフォンは安価であり、支持を集めている。
Timor Telecomは自社ブランドのベーシックフォンのほか、グローバルブランドのスマートフォンやベーシックフォンおよびデータ通信専用端末などを取り扱うが、いずれも旧型の端末が多く、しかもあまり値下げされず高いままであるため、自社ブランドのベーシックフォン以外は誰が購入するのか不明な状況である。
TELKOMCELは直接的には端末の販売は行わないが、ショップには端末販売ブースを手続きカウンターとは別に設置している。
端末販売ブースはTELKOMCELの運営ではないものの、TELKOMCELブランドのスマートフォンも販売する。
ただ、基本的にインドネシアブランドのスマートフォンやベーシックフォンが多い。
TELKOMCELに限定したことではなく、東ティモールではインドネシアからの輸入品が多く、ディリ市内の携帯電話販売店にはインドネシアブランドの端末が大量に見られた。
せっかく東ティモールを訪問したということで、今回は東ティモール専用のブランドとして展開しているTelemorブランドを冠したスマートフォンをTelemorのショップで購入した。
Telemorは利用者数において東ティモールで約10年も独占していたTimor Telecomをわずか2年で追い抜き、東ティモールで最も勢いがある移動体通信事業者である。
東ティモールではベーシックフォンを見かけることが多いが、Telemorブランドのスマートフォンは安価であり、今までベーシックフォンしか買えなかったような人でもスマートフォンを持つことが可能となった。
Telemorが好調な理由は他にも多いが、Telemorブランドのスマートフォンとしては最新となるTelemor T8301を購入した。
価格はわずか45米ドルで、1.5米ドルの残高を含むSIMカードが無料で付属する。
低価格なだけありスペックは低く動作は遅いが、これまでベーシックフォンのみ使っていた人には新たな体験を与えるはずである。
リアカバーにはワニの絵柄がプリントされているが、ワニは東ティモールで神聖な動物として扱われており、ワニをキャラクタやマークに取り入れている企業も少なくない。
Telemorはワニの絵柄を入れることで、より東ティモールの人々の心を掴もうとしているのだろう。
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