インドのIdea Cellularが4G LTEサービスを開始、インドでは5社目に
- 2015年12月24日
- 海外携帯電話
インドの移動体通信事業者であるIdea Cellularは4GとしてLTEサービスを開始した。
周波数はLTEサービスでは世界で最も採用数が多いFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)を使用している。
LTEサービスの開始当初は南部を中心に提供エリアとしており、4のテレコムサービスエリアにおける5の州をカバーしている。
具体的にはアーンドラ・プラデーシュ州、テランガーナ州、カルナータカ州、ケーララ州およびタミル・ナードゥ州がLTEサービスの提供エリアとなっている。
なお、インドでは電気通信事業のライセンスなどをテレコムサービスエリア単位で付与しており、電気通信事業における地域区分は一般的にテレコムサービスエリアが使われている。
最初のフェーズでは75の町をLTEサービスの提供エリアとしており、内訳はアーンドラ・プラデーシュ州とテランガーナ州で15、カルナータカ州で32、ケーララ州で4、タミル・ナードゥ州で24の町をカバーしている。
段階的に提供エリアを拡大することを明らかにしており、2016年1月~3月にはバンガロール、チェンナイ、ハイデラバード、マンガロール、ティルヴァナンタプラム、コーヤンブットゥール、セーラムなどの主要都市を提供エリアとする計画である。
LTEサービスの料金プランは従来の料金プランから据え置きとしており、プリペイドとポストペイドの両方で利用可能としている。
対応端末としては複数のスマートフォンやIdea Cellularブランドのデータ通信専用端末を用意する。
Idea Cellularブランドのデータ通信端末のラインナップとしてはUSBモデム型データ通信端末のIdea 4G LTE Netsetter、モバイル無線LANルータのIdea 4G LTE Smart Mi-Fi、据置型無線LANルータのIdea 4G LTE Home Wi-Fiを用意している。
スマートフォンのメーカーおよびブランドとしてはインドのIntex Technologies、Lava International、中国のLenovo(聯想)、韓国のSamsung Electronicsと提携し、またLTEサービス対応のSIMカードのセット販売ではオンライン販売のSnapdealと提携することを明らかにしている。
LTEサービスを利用するためにはLTEサービスに対応したSIMカードが必要で、LTEサービスの提供エリア内に位置するIdea Cellularの取扱店で入手できる。
また、LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)の導入も準備を進めているという。
インドではAircel、Bharti Airtel、Vodafone India、Tikona Digital Networks (TDN)がLTEサービスを提供しており、Idea CellularはインドでLTEサービスを提供する5社目の移動体通信事業者となる。
なお、Idea CellularはインドのAditya Birlaグループの企業で、Aditya Birlaグループ以外にはマレーシアのAxiataグループも出資している。
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