3.5GHz帯のTD-LTEに対応したHUAWEI製の試作端末が技適通過
- 2016年01月06日
- SoftBank-HUAWEI
総務省の技術基準適合証明または工事設計認証を2015年11月前半に通過した端末が公示された。
Huawei Technologies(華為技術)製TD-LTE端末「TD-LTE TEST UE 2.0 陸上移動局」が2015年11月6日付けでディーエスピーリサーチを通過したことが分かった。
工事設計認証番号は003-150247。
モバイルネットワークはTD-LTE 3500(B42) MHzのみで認証を受けている。
Bluetoothや無線LANなどは非対応となっている。
TD-LTE TEST UE 2.0 陸上移動局は機器名称からも試作端末と考えられる。
周波数範囲は3570.0~3590.0 MHzで認証を取得している。
3.5GHz帯は第4世代移動通信システム(4G)用の周波数としてNTT docomo、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankに40MHz幅ずつ割り当てられており、それぞれ周波数範囲はNTT docomoが3480.0~3520.0 MHz、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが3520.0~3560.0 MHz、SoftBankが3560.0~3600.0 MHzである。
TD-LTE TEST UE 2.0 陸上移動局は前回にTD-LTE 3500(B42) MHzで認証を取得したAXGP Test UE 2.0 陸上移動局と同様に、SoftBankに割当済みの周波数で認証を受けており、SoftBank向けの試作端末となる可能性が高い。
TD-LTE 3500(B42) MHzに対応した陸上移動局としてはAXGP Test UE 2.0 陸上移動局に続いて2機種目である。
なお、特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の21に規定する特定無線設備となり、TD-LTE方式と高い互換性を確保したAXGP方式およびWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式の証明規則第2条第54号に規定する特定無線設備とは異なる種別であるが、AXGP方式やWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式の2.5GHz帯は広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)として割り当てられているため、異なる無線種別になるものと思われる。
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