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3.5GHz帯のTD-LTEに対応した富士通製のNTTドコモ向け基地局が技適通過



総務省の技術基準適合証明または工事設計認証を2015年11月前半に通過した機器が公示された。

NTT docomo向けのFUJITSU(富士通)製TD-LTE基地局「BS3201形BDE(F)BS3201形35G-SRE4(F)-3.5G基地局装置」が2015年11月10日付けでテレコムエンジニアリングセンターを通過したことが分かった。

工事設計認証番号は001-A06701。

モバイルネットワークはTD-LTE 3500(B42) MHzのみで認証を受けている。

BS3201形BDE(F)BS3201形35G-SRE4(F)-3.5G基地局装置はTD-LTE用の基地局として認証を取得した。

認証を取得した周波数範囲は3490.0~3510.0 MHzとなっている。

3.5GHz帯は第4世代移動通信システム(4G)用の周波数としてNTT docomo、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankに40MHz幅ずつ割り当てられており、それぞれ周波数範囲はNTT docomoが3480.0~3520.0 MHz、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが3520.0~3560.0 MHz、SoftBankが3560.0~3600.0 MHzである。

3490.0~3510.0 MHzはNTT docomoに割当済みの周波数範囲に含まれており、BS3201形BDE(F)BS3201形35G-SRE4(F)-3.5G基地局装置はNTT docomo向けの試験用基地局と思われる。

なお、特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の22に規定する特定無線設備となり、TD-LTE方式と高い互換性を確保したAXGP方式およびWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式の基地局である証明規則第2条第53号に規定する特定無線設備とは異なる種別であるが、AXGP方式やWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式の2.5GHz帯は広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)として割り当てられているため、異なる無線種別になるものと思われる。

これまでにTD-LTE 3500(B42) MHzに対応した基地局としてはHuawei Technologies(華為技術)製のDBS3900 無線基地局装置とZTE(中興通訊)製のZXSDR R8978Tが通過しているが、いずれもSoftBank向けであるため、NTT docomo向けは初めての通過となる。

総務省 電波利用ホームページ

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