韓国のKTがLTEサービスで下りの256QAMおよび上りのCA・64QAM・MC-PUSCHを導入すると発表
- 2016年02月12日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるKTはLTEサービスにおいて下りの256QAM、上りのキャリアアグリゲーション(CA)、64QAM、MC-PUSCHを商用化する準備が完了したことを発表した。
これらの技術に対応したスマートフォンの発売に伴い商用化することを明らかにしている。
これまでLTEサービスでは下りの多値変調方式は64QAMを導入しているが、256QAMを導入することで30%以上の通信速度高速化が見込める。
帯域幅が20MHz幅であれば64QAMでは下り最大150Mbpsのところが256QAMを導入することで下り最大200Mbpsとなり、KTの試験環境で商用スマートフォンを利用した試験では390Mbpsを達成したという。
また、下りのみならず上りも強化することを明らかにしており、上りでLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを導入する。
上りの多値変調方式は16QAMを導入しているが、64QAMも導入して通信速度を高速化する。
同一周波数内における非連続帯域の同時利用を可能とするMC-PUSCHも導入することを明らかにしており、上りでキャリアアグリゲーション、64QAM、MC-PUSCHを同時に適用することで従来比4倍の通信速度を実現するという。
これらの技術に対応したスマートフォンは2016年第1四半期中に発売される見込みとしている。
先進的な技術をいち早くに導入することで、第5世代移動通信システム(5G)の研究開発もグローバルでリードしていく方針を示している。
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