約420円の超格安スマホにインド携帯電話協会がインド政府に抗議
- 2016年02月19日
- 海外携帯電話
インドのRinging Bellsが251インドルピー(約420円)の超格安なスマートフォン「Ringing Bells Freedom 251」を発表したが、Indian Cellular Association (インド携帯電話協会:ICA)はインド政府に抗議文を提出した。
Ringing Bells Freedom 251は専用のウェブサイトを通じて2016年2月18日の午前6時~2月21日の午後8時まで予約を受け付けているが、予約受付の開始時はウェブサイトが落ちたり、また日本を含めた世界中のメディアが取り上げるなど大きな話題となっている。
より多くの人々にスマートフォンを提供する目的でインド政府が支援していることが分かっており、インド政府が関与していることからIndian Cellular Associationはインド政府に対して懸念を表明する抗議文を提出したという。
Indian Cellular Associationの計算によるとRinging Bells Freedom 251は部品だけで2,700インドルピー(約4,400円)、それに税、中間マージン、開発費など各種経費を考慮しても3,500~3,800インドルピー(約5,800~6,200円)になるため、251インドルピーで販売することは不可能と訴えている。
インド政府が関与して超格安なスマートフォンが提供されることで健全な競争環境が失われることになり、将来の業界に悪影響を及ぼさないように抗議文を提出したとのことである。
なお、Indian Cellular AssociationにはApple、Samsung Electronics、Microsoft、HTC(宏達国際電子)、Motorola Mobility、LG Electronicsのようなグローバルで展開するメーカーやブランドからインドのMicromax InformaticsやLava Internationalなど多くのメーカーやブランドが加盟している。
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