スマートウォッチの出荷台数、2015年Q4に初めてスイス製腕時計を上回る
- 2016年02月20日
- Wearable
米国の調査会社であるStrategy Analyticsはスマートウォッチの出荷台数に関する調査結果を発表した。
世界における2015年第4四半期のスマートウォッチの出荷台数は約810万台に達し、2014年第4四半期の約190万台から大幅に増加したことを明らかにしている。
一方で、スイス製腕時計は2015年第4四半期に790万台を出荷しており、2014年第4四半期の830万台から減少傾向にある。
前年同期比ではスマートウォッチが315.6%の大幅なプラス成長に対して、スイス製腕時計は4.8%の減少でマイナス成長となっている。
Strategy Analyticsの調査では四半期ベースの出荷台数でスマートウォッチがスイス製腕時計を上回ることは初めてという。
また、スマートウォッチの出荷台数におけるブランドおよびメーカー別のシェアは2015年4月にApple Watchを投入した米国のAppleがトップで63%、2位が韓国のSamsung Electronicsで16%としている。
上位2社のAppleとSamsung Electronicsだけで8割近く占めており、またAppleはApple Watchのみを投入していることからApple Watchだけで6割以上を占めていることが分かる。
Apple Watchの発売がスマートウォッチの出荷台数全体を大幅に増やし、またスイス製腕時計の出荷台数を上回ることに貢献したと考えられる。
フランスLVMH傘下でスイスのTAG Heuerなどスイス製腕時計のメーカーもスマートウォッチに参入しているが、シェアはわずか1%であったという。
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