フィリピン航空がSkyroamと提携してmyPAL Roamを提供開始、バーチャルSIMを採用
- 2016年07月23日
- 海外携帯電話
フィリピンの航空会社であるPhilippine Airlines (フィリピン航空:PAL)は米国のSkyroamと提携して「myPAL Roam」の提供を開始すると発表した。
myPAL Roamはモバイル無線LANルータで、返却が必須な貸出品として提供する。
Skyroamが提供するサービスと同様にバーチャルSIMを採用し、SIMカードの機能をソフトウェアで実装するため、物理的なSIMカードは不要となる。
通信方式はW-CDMA 2100(I)/1900(II)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。
通信速度はHSPA+方式で下り最大42Mbps/上り最大11.2Mbpsとなる。
無線LAN IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz)にも対応し、最大で5台の無線LAN機器を同時に接続できる。
連続待受時間は約12時間、連続使用時間は約8時間と案内している。
提供エリアはアジアはカンボジア、中国、香港特別行政区、マカオ特別行政区、インド、インドネシア、日本、韓国、カザフスタン、ラオス、マレーシア、モルディブ、フィリピン、シンガポール、スリランカ、台湾、タジキスタン、タイ、ウズベキスタン、ベトナム、大洋州が豪州、豪連邦領クリスマス島、ニュージーランド、フィジー、中東がイスラエル、カタール、トルコ、アフリカがエジプト、ガーナ、ケニア、モーリシャス、南アフリカ、欧州がアルバニア、オーストリア、ベラルーシ、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モナコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、サンマリノ、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、ウクライナ、英国、バチカン、米州がアルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ジャマイカ、メキシコ、ニカラグア、パナマ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラ、米国、米自治領プエルトリコ、米自治領北マリアナ諸島、米領グアムとなる。
貸出品にはmyPAL Roamの端末本体のほか、充電用ケーブル、取扱説明書、利用規約書が含まれている。
1台を借りる場合はデータ通信が無制限で1日あたり490フィリピンペソ(約1,100円)となり、最大で20台まで借りることが可能である。
受取は方法により料金が異なり、自宅配達であればマニラ首都圏内は無料、マニラ首都圏外は150フィリピンペソ(約340円)、PAL Boutique Outletであれば無料、航空機内であれば50フィリピンペソ(約110円)となっている。
返却も方法により料金が異なり、自宅までピックアップであればマニラ首都圏内は無料、マニラ首都圏外は150フィリピンペソ、PAL Boutique Outletであれば無料、航空機内であれば50フィリピンペソとなる。
Philippine Airlinesの公式ウェブサイトで申し込みを受け付けており、開始日、終了日、目的地(複数選択可)、数量、受取方法、返却方法を選択して申し込める。
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