NTTドコモが2016年度実効速度計測結果を公開
- 2017年01月27日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは2016年度実効速度計測結果を公開した。
総務省が定めたガイドラインに基づいて計測された実効速度の結果となり、Android端末とiOS端末に分けて掲載されている。
実効速度は一般的な利用環境で計測された通信速度を示す。
計測方式は計測員による実地調査方式で、計測場所は政令指定都市や東京都特別区を含む県庁所在地を人口100万人以上、人口50万人以上100万人未満、人口50万人未満の3つの人口規模に分類し、総務省のガイドラインで規定された中立的機関が各分類から各々でランダムに選定した3都市および東京都特別区の合計10都市における1,500地点となる。
計測時間は通信が混雑する時間帯としており、オフィス街と繁華街メッシュは12時から18時までの時間内、住宅街メッシュは15時から21時、計測回数は1地点で3回、計測項目は下りと上りの通信速度、データの集計と表示方法は箱ひげ図で集計表示する。
計測ツールは総務省のガイドラインに基づいて作成された計測ソフトで、携帯電話事業者各社で共通となっている。
2016年度は計測対象都市が秋田市、水戸市、東京23区、相模原市、浜松市、京都市、神戸市、広島市、熊本市、大分市となり、計測期間は2016年10月から2016年12月である。
中央値に近い半数、すなわち25%値から75%値の範囲を実効速度として表示する。
Android端末の実効速度は下りが97~162Mbps、上りが18~28Mbpsとなった。
具体的には下りの最大値は238Mbps、75%値が162Mbps、中央値が126Mbps、25%値が97Mbps、最小値が27Mbps、上りの最大値は39Mbps、75%値が28Mbps、中央値が23Mbps、25%値が18Mbps、最小値が1Mbpsである。
iOS端末の実効速度は下りが88~146Mbps、上りが17~27Mbpsとなった。
具体的には下りの最大値は247Mbps、75%値が146Mbps、中央値が111Mbps、25%値が88Mbps、最小値が9Mbps、上りの最大値は39Mbps、75%値が27Mbps、中央値が23Mbps、25%値が17Mbps、最小値が1Mbpsである。
参考までに、2015年度の実効速度はAndroid端末の下りが53~91Mbps、上りが13~28Mbps、iOS端末の下りが49~89Mbps、上りが14~30Mbpsとなっている。
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