豪州で700MHz帯の4G向け追加オークションが終了、TPGとVHAが落札
- 2017年04月12日
- 海外携帯電話
豪州の政府機関で電気通信分野などを管轄するAustralian Communications and Media Authority (以下、ACMA)は700MHz帯の周波数オークションを実施した。
700MHz帯はアナログテレビの終了に伴い移動体通信向けに解放し、2013年の周波数オークションで割当先が決められた。
2013年の周波数オークションではTelstraが20MHz幅*2を落札し、Singtel Optus傘下のOptus Mobileが10MHz幅*2を落札したが、700MHz帯のうち15MHz幅*2は落札者なしで終わった。
売れ残りの700MHz帯を2017年4月に周波数オークションを通じて割当先を決定することになり、TPG Internetが10MHz幅*2を落札し、Vodafone Hutchison Australia (VHA)が5MHz幅*2を落札した。
周波数オークションには3社が入札に参加し、2017年4月4日に開始して2017年4月10日に終了している。
なお、2013年の周波数オークションでは700MHz帯は1社あたり最大で25MHz幅*2まで、同時に割り当てられた2.6GHz帯は1社あたり最大で40MHz幅*2までに制限されたが、2017年の周波数オークションでは700MHz帯は2013年の実施分も含めて1社あたり最大で20MHz幅*2までと制限が厳しくなり、Telstraは参加対象から除外された。
したがって、2017年の周波数オークションに参加したものの落札に失敗した企業はOptus Mobileと思われる。
落札額はTPG Internetが1,260,161,000豪ドル(約1,036億円)で、Vodafone Hutchison Australiaが285,907,000豪ドル(約235億円)となり、合計の落札額は1,546,068,000豪ドル(約1,271億円)に達し、ACMAが事前に設定した最低落札総額の8億5,700万豪ドル(約705億円)を大幅に上回った。
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