タイの携帯電話事業者dtac TriNetとTOTがTD-LTE方式を導入へ
- 2017年05月27日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenor傘下でタイの移動体通信事業者であるTotal Access Communicationは子会社のdtac TriNetがTD-LTE方式を導入する方針を正式に表明した。
タイのTOTは第4世代移動通信システム(4G)向け周波数として2.3GHz帯の64MHz幅をTDDで割り当てを受けており、64MHz幅のうち60MHz幅を4Gで利用できる。
60MHz幅の一部はTOTが自社の携帯電話サービスで使用し、残りは事業提携先の企業に貸し出す方針を示していた。
複数の企業が事業提携の申請をTOTに提出したが、提案内容の審査を経てTOTはdtac TriNetを事業提携先に選定した。
dtac TriNetの提案によると、60MHz幅の60%、すなわち36MHz幅を1年あたり45億1,000万タイバーツ(約147億円)で借用し、約20,000基の鉄塔を建設する。
また、通信方式はTD-LTE方式を導入する方針で、通信設備はTOTに貸し出すという。
したがって、dtac TriNetとTOTはタイで初めてのTD-LTE方式を導入し、通信設備を共有する計画であることが分かる。
dtac TriNetとTOTは2017年第4四半期に最終合意に達する予定で、最終合意以降にTD-LTE方式の展開を開始する見込み。
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