タイのLINE MOBILEはdtacのサブブランドに、dtac TriNetが運営
- 2017年07月02日
- 海外携帯電話
タイのLINE MOBILEは事実上のdtacのサブブランドとなることが分かった。
これまでに、タイでは同国の移動体通信事業者(MNO)であるTotal Access Communicationのネットワークを利用してLINE MOBILEのブランド名を有する携帯電話サービスが始まることが分かっているが、タイの政府機関で電気通信分野などを管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission (以下、NBTC)が仮想移動体通信事業者(MVNO)に該当するか否かの調査を実施していた。
タイでは2001年施行の電気通信事業法に基づき、MVNOとして携帯電話サービスを提供するためにはライセンスの取得が必要であるが、LINEのタイ法人であるLINE Company (Thailand)はMVNOのライセンスを取得していなかった。
一方、タイ向けのLINE MOBILEはOSにAndroidを採用した端末向けにアプリケーションが用意されており、アプリケーションの提供元はLINE Company (Thailand)であるが、説明ではLINE MOBILEのサービスはLINE Company (Thailand)が提供するサービスではないと明記されており、筆者は移動体通信事業者のサブブランドとなる可能性を指摘していた。
タイメディアの新たな報道によると、NBTCはタイのLINE MOBILEはTotal Access Communicationの事業子会社でdtacブランドの携帯電話サービスを運用するdtac TriNet (DTN)が運用し、LINE Company (Thailand)からLINE MOBILEのブランド名の利用権を取得したことを確認したという。
したがって、タイのLINE MOBILEは筆者が指摘していたようにMVNOではなくMNOのサブブランド扱いとなるため、dtac TriNetが保有するMNOのライセンスのもとで提供されることになる。
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