大型ハリケーン・マリアの影響で米自治領プエルトリコの基地局95%が破壊される
- 2017年09月22日
- 海外携帯電話
米国の政府機関で電気通信分野などを管轄する連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)は大型ハリケーン・マリアによる大規模な被害が発生したことを受けて、電気通信分野における被害状況の報告書を公開した。
ハリケーン・マリアは強さを示す5段階のカテゴリーうち最も強いカテゴリー5に発達した大型ハリケーンで、米領バージン諸島や米自治領プエルトリコを直撃して大きな被害をもたらした。
米領バージン諸島ではすべての自治体で60%以上の基地局が破壊されて動作を停止し、米領バージン諸島全体では107局の基地局のうち約76.6%に相当する82局の基地局が破壊された。
米自治領プエルトリコでは米領バージン諸島よりも大きな被害が発生しており、すべての自治体で77%以上の基地局が破壊されたことが明らかにされている。
また、米自治領プエルトリコの78の自治体のうち48の自治体ではすべての基地局が破壊されており、米自治領プエルトリコ全体では1,789局の基地局のうち約95.2%に相当する1,703局の基地局が破壊された。
米自治領プエルトリコでは携帯電話サービスをほとんど使えない状況となり、家屋などにも壊滅的な被害が発生しているという。
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