コートジボワール当局がLPTICの携帯電話事業ライセンスを剥奪、1年半ぶり2度目
- 2017年10月06日
- 海外携帯電話
コートジボワール(アイボリーコースト/象牙海岸)の政府機関で電気通信分野などを管轄するAutorite de Regulation des Telecommunications/TIC de Cote d’Ivoire (以下、ARTCI)はリビアのLibyan Post, Telecommunications and Information Technology Company (以下、LPTIC)が保有していた携帯電話事業のライセンスを剥奪した。
LPTICは傘下のLAP GreenNを通じてコートジボワールで携帯電話事業を手掛けていたが、携帯電話事業の不振に伴う投資条件の未達やライセンス料の未納を理由に、ARTCIは2016年3月にLAP GreenNが保有する携帯電話事業のライセンスを剥奪していた。
ARTCIはLAP GreenNを含めた4社の携帯電話事業のライセンスを剥奪後に第4の携帯電話事業者を募集しており、2016年9月にLAP GreenNを所有するLPTICに携帯電話事業のライセンスを交付し、実質的に再交付となった。
LPTICは携帯電話事業のライセンスを取得する際に、ライセンス料として1,000億CFAフラン(約205億円)の支払いやLAP GreenNの事業閉鎖に伴い解雇された人員の再雇用など、多くの項目でARTCIと同意していた。
しかし、同意内容の履行に遅れが生じており、携帯電話事業を開始する見込みがないことから、ARTCIはLPTICの携帯電話事業のライセンスを剥奪する決定を下した。
事実上、LPTICとしては約1年半ぶり2度目のライセンス剥奪となる。
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