マカオのCTMがマカオ・香港・中国本土で4G LTEデータ無制限のプリペイドSIMを発売
- 2017年10月14日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の移動体通信事業者であるCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:以下、CTM)はマカオ特別行政区、香港特別行政区、中国本土でデータ通信が無制限のプリペイドSIMカード「CTM 4G+ Mainland China-Hong Kong-Macau Data Card (3 days) (澳門電訊 4G+「中国内地、香港、澳門」上網卡(3日))」を発売した。
CTM 4G+ Mainland China-Hong Kong-Macau Data Card (3 days)で利用できるデータ通信プラン「4G+ Mainland China-Hong Kong-Macau Data Plan (4G+「中国内地、香港、澳門」任上網計画)」に加入すると、マカオ特別行政区、香港特別行政区、中国本土で3日間(72時間)にわたりデータ通信を無制限に利用できる。
データ通信は無制限と謳っているが、データ通信容量が2GBを超過後は256kbpsを下回らない通信速度に調整される。
4G+ Mainland China-Hong Kong-Macau Data Planの料金は98マカオパタカ(約1,400円)に設定されている。
ローミングの対象となる移動体通信事業者は香港特別行政区がCSL Mobile (香港移動通訊)、中国本土がChina Mobile Communications (中国移動通信)である。
また、4G+ Mainland China-Hong Kong-Macau Data Planが有効な3日間はCTM Greater China Wi-Fi (CTM大中華Wi-Fi)も無制限に利用可能としており、マカオ特別行政区で2,000ヶ所、香港特別行政区で15,000ヶ所、中国本土で4,000,000ヶ所、さらに台湾で50,000ヶ所の無線LANスポットを使える。
利用方法はシンプルで、SIMカードを挿入してからダイヤル画面で*122*1#に発信すると開通およびデータ通信プランの加入を完了し、その旨を知らせるSMSがCTMより配信される。
SIMカード自体の有効期間は開通から180日間で、有効期間内に残高を補填すると有効期間が180日間延長となる。
3日を経過後は自動更新されないため、4G+ Mainland China-Hong Kong-Macau Data Planに再加入する場合、ダイヤル画面から#163*3#に発信すると再加入できる。
APNはctm-mobileで、必要に応じて手動で設定しなければならない場合がある。
マカオ特別行政区、香港特別行政区、中国本土では高速なLTEサービスを利用可能で、LTEサービスの周波数はCTMがFDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)と1.8GHz帯(Band 3)、TD-LTE方式の2.3GHz帯(Band 40)、CSL MobileがFDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)、1.8GHz帯(Band 3)、900MHz帯(Band 8)、China Mobile CommunicationsがFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)、TD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 38)、2.5GHz帯(Band 41)、2.3GHz帯(Band 40)、2.0GHz帯(Band 34)、1.9GHz帯(Band 39)を使用している。
また、マカオ特別行政区ではLTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)も利用可能で、VoLTEによる高音質通話は発着信両側がCTMまたはCSL MobileのVoLTEを利用できる環境が必要となる。
マカオ特別行政区政府はプリペイドSIMカードの購入時に実名登録を推奨しているが、中国の電話番号を利用できるプリペイドSIMカード以外は実名登録を義務化しておらず、制度上は実名登録なしで利用できる。
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