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サムスン電子、LTE Cat.18に対応したSamsung Exynos 9 (9810)を量産



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はモバイル端末向けチップセット「Samsung Exynos 9 (9810)」を量産すると発表した。

高速な通信モデムを搭載してAI演算機能を強化した高性能なスマートフォン向けプロセッサである。

プレミアムスマートフォンで採用されることを想定し、第2世代の10nm FinFETプロセス技術を適用している。

CPUはオクタコアで、パフォーマンスを高めたクアッドコアのCustom CPUと電力効率を高めたクアッドコアのARM Cortex-A55で構成されている。

Custom CPUは動作周波数が最大2.9GHz、ARM Cortex-A55は動作周波数が最大2.2GHzとなっている。

GPUはARM Mali-G72 MP18を搭載している。

ディスプレイの解像度は最大でWQUXGA(3840*2400)または4K UHD(4096*2160)となる。

カメラの画素数はリアが約2400万画素、フロントが約2400万画素、デュアルカメラは2個の1600万画素に対応する。

動画処理の性能は4K UHD(4096*2160)かつ120fpsで撮影または再生できる。

新たに導入した画像処理システムにより、暗い環境や動きがある環境でも高品質の静止画や動画を撮影できるという。

システムメモリはLPDDR4x、ストレージはUFS 2.1に対応している。

ニューラルネットワークをベースとしたディープラーニング機能により、画像の認識など複雑な判断を正確かつ迅速に行える。

3Dスキャンを通じた正確な顔認識が可能で、セキュリティ専用処理ユニットによって生体認証に必要な顔、虹彩、指紋の情報を安全に管理する。

高性能な通信モデムを統合しており、LTE DL Category 18およびLTE UL Category 18に対応する。

下りはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した6コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(6CC CA)、256QAM、4×4 MIMO、上りは2コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(2CC CA)および256QAMに対応し、通信速度は下り最大1.2Gbps/上り最大200Mbpsとなる。

全搬送波で256QAMの適用を前提として、下りは6CC CAのみ、5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)と1搬送波で4×4 MIMOを適用、4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)と2搬送波で4×4 MIMOを適用、3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)と全搬送波で4×4 MIMOを適用し、最大1.2Gbpsを実現すると思われる。

上りは2CC CAと全搬送波で256QAMを適用して最大200Mbpsを実現する模様である。

Samsung Exynos 9 (9810)はSamsung Electronicsが2018年上半期に発売するプレミアムスマートフォンとなるSamsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+で最初に採用される見込み。

Samsung Electronics

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