フィリピンのGlobe Telecomが2017年通年の業績を発表
- 2018年02月14日
- 海外携帯電話
フィリピンのGlobe Telecomは2017年通年の業績を発表した。
2017年通年の売上高は前年比6%増の1,279億600万フィリピンペソ(約2,729億円)、EBITDAは前年比7%増の533億2,600万フィリピンペソ(約1,138億円)、EBITDAマージンは前年比1ポイント増の42%、税引後純利益は前年比5%減の150億8,400万フィリピンペソ(約322億円)となった。
移動体通信事業の売上高は前年比7%増の984億8,300万フィリピンペソ(約2,101億円)で、全体の売上高のうち77%を移動体通信事業が占める。
また、移動体通信事業の売上高のうち音声通話の売上高は前年比5%減の322億7,500万フィリピンペソ(約689億円)、SMSの売上高は前年比1%未満の微減で231億4,900万フィリピンペソ(約494億円)、データ通信の売上高は前年比23%増の430億5,900万フィリピンペソ(約919億円)となった。
音声通話が減少する一方でデータ通信は伸長しており、移動体通信事業の売上高のうちデータ通信の割合は前年比6ポイント増の44%に上昇した。
2017年第4四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比3%減の60,686,155件となった。
すべての移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約は前年同期比1%未満の微減で2,484,788件、プリペイド契約は前年同期比3%減の58,201,367件、プリペイド契約のうちGlobeブランドは前年同期比2%減の27,909,102件、TMブランドは前年同期比5%減の30,292,265件である。
支払方式別ではポストペイド契約が4%、プリペイド契約が96%となり、プリペイド契約が圧倒的多数の状況に変わりない。
ブランド別ではGlobeブランドが30,393,890件で50%、TMブランドが50%となり、わずかにGlobeブランドが上回るが半々の状況となっている。
なお、ポストペイド契約はGlobeブランドのみである。
2017年通年のフィリピンペソ(PHP)ベースの総合ARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年比4%増の1,173フィリピンペソ(約2,502円)、プリペイド契約のGlobeブランドが前年比6%増の115フィリピンペソ(約245円)、TMブランドが前年比5%増の66フィリピンペソ(約141円)となった。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。