イタリアのVodafone ItaliaがLTEを下り最大1Gbpsに高速化、1.5GHz帯も利用
- 2018年02月27日
- 海外携帯電話
英国のVodafone Group傘下でイタリアの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Italiaは4.5Gとして提供しているLTEサービスの通信速度を下り最大1Gbpsに高速化すると発表した。
キャリアアグリゲーション(CA)を高度化した4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)に加えて全搬送波で256QAMを適用、2搬送波で4×4 MIMOを適用することで、通信速度は下り最大1Gbpsに達する。
4CC CAで利用する周波数はFDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)が15MHz幅、1.8GHz帯(Band 3)が20MHz幅、1.5GHz帯(Band 32)が20MHz幅、800MHz帯(Band 20)が10MHz幅で、組み合わせはCA_3A-7A-20A-32Aとなる。
4×4 MIMOは2.6GHz帯と1.8GHz帯の搬送波で適用される。
なお、1.5GHz帯はL-bandとも呼ばれる周波数で、下り専用で策定されており、Vodafone Italiaは2017年第4四半期より利用を開始した。
下り最大1.2GbpsのLTE DL Category 18に対応した端末においてVodafone Italiaで下り最大1Gbpsとなり、最初の対応端末はSamsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+である。
まずは首都・ローマ、ナポリ、パレルモが下り最大1Gbpsの提供エリアとなる。
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