米国のAT&T、LTE B14を利用したFirstNetを2500ヶ所以上で展開
- 2018年07月23日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T MobilityはFirstNetのネットワークを全米の2,500ヶ所以上で構築したと発表した。
FirstNetは米国のFirst Responder Network Authorityが提供するLTEベースの公共安全用通信で、通信方式および周波数はFDD-LTE方式の700MHz帯(Band 14)を利用している。
First Responder Network Authorityは米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の電気通信情報局(National Telecommunications and Information Administration:NTIA)が電気通信情報局内の独立機関として設立しており、官民連携事業としてAT&T Mobilityがネットワークの構築を担当する。
米国の50州、首都・ワシントンD.C.、米自治領プエルトリコでFirstNetのネットワークの構築を進めており、これまでに2,500ヶ所以上でFirstNetのネットワークを構築したという。
すでに1,500の公共安全機関がFirstNetに加入済みとされている。
2018年から数年以内に農村部も含めて人口カバー率を95%以上とする計画である。
なお、FDD-LTE方式のBand 14に対応した端末はFirstNet Ready Deviceとして公開されている。
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